Someone gives you a new life

  • マイ・ボディガードMan on Fire(2004年、米・英・墨、トニー・スコット監督→[少女から大人の男に] ピタがボディガードに贈る、クマの人形におさめられた聖ユダ(希望を無くした人の守護聖人)のペンダント、レッスン先のピアノ教師宅前で摘みとった一輪のタンポポ、「クリーシー、あなた笑ってる」「え?」「あなた笑ってたわよ」「いや、笑ってない」「笑ってた」「笑ってなかったって」「今はね、でも笑ってたの」と、つには秒数をカウントしてまでやりとりする場面など、二人の近づきを描くシーンがどれもいい
  • 『ライフ・イズ・ベースボール』Game6(2005年、米、マイケル・ホフマン監督)→[アカの他人がたまたま] 芝居を酷評されるのを恐れていた劇作家ニッキー・ローガンだが、その批評家スティーヴン・シュウィマーが、なんと自分と同じベースボール・チーム(レッドソックス)の熱狂的ファンであったこと
  • ドレスデンDresden(2006年、独、ローランド・ズゾ・リヒター監督)→[大人の男たちが少年に、少女に] ロバート(主人公アンナの恋人になる英軍爆撃機パイロット)が病院の階段の踊り場で、弟を亡くして拳銃自殺しようとする少年に見せる奇術、アレクサンダー(アンナの婚約者で医師)が地下壕で爆弾に怯える少女に手指で作ってみせる影絵、これらは大聖堂の修築復旧という大事業に勝るとも劣らないものだろう

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