2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Judith Butler, Giving an Account of Oneself

『自分自身を説明すること』(ジュディス・バトラー、佐藤嘉幸&清水知子訳、月曜社、2008年)を読み始める。 ヘーゲルやニーチェ、ラプランシュやレヴィナス、アドルノやフーコーを吟味しながら、著者は、自分を説明すること、またその条件について考えてい…

Enrique Vila-Matas, BARTLEBY Y COMPANIA

『バートルビーと仲間たち』(エンリーケ・ビラ=マタス、木村榮一訳、新潮社、2008年、ISBN:4105057715)を読み始める。 ・マルセル・マニエールという作家の〈幕間劇〉として紹介されている対話 いいえ「重要でしかも簡単に言えることは、人間が考え、懸命…

ABE Masahiko, afterimage

『スローモーション考』(阿部公彦、南雲堂、2008年、ISBN:4523264759)を読み始める。 なぜ、詩はゆっくり終わるのか? 表象が人の心に食い込む、その仕組みが詩の終わりに隠されている、と著者はいう。そして外部、他者としての残像について。 我々は知ら…