2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Homer

『イリアス(上)』(ホメロス、松平千秋訳、岩波文庫、1992年、ISBN:4003210212)を読み始める。

The correct way of living with ghosts

『トロイ』Troy(2004年、米・マルタ・英、ウォルフガング・ペーターゼン監督)→もはや「神々」の世界ではない。アテネはペレウスの子の黄金色の髪を掴んだりしない。「半神」も自分の名誉のためにだけその死に時を、死に場所を探している。それでも、いや、…

Rorty, Whitman, Dewey

進歩は、前もって特定できるものに次第に接近していくことではなく、より多くの問題を解決することである。進歩は、私たちが目標に近づいた増加量よりも、過去の私たちを改善した程度によって測られる。 論理や説教は決して人の心を納得させることはない、 …

NO COUNTRY

「ケダモノ」ののように生き「虫けら」のように死ぬ。映画はそんな命の本質を明け透けに描くかにみえる。原作は読んでいないのだが、『ノーカントリー』に「for old men」がついている原題のほうからいえば、そう見るのが当たっているのだろう。しかし私がこ…

Memorial concert

職場を少し早めに出て。19時開演のJR福知山線脱線事故第一回追悼コンサート@アルカイックホール。MSKの教え子が合唱団の一員として歌うというので付き合う。最初に「管弦楽のためのアダージョ」(サミュエル・バーバー)が追悼曲として犠牲者に捧げられ、そ…

J・S・Mill

ジョン・スチュアート・ミルは、彼の父ジェイムズ・ミルによる幼児期からの英才教育のせいで早くから賞賛と成功を手に入れた人であるが、二十歳を過ぎた頃に、彼自身の言葉でいう無感覚の、失意の、憂鬱の、つまりは精神的にかなり危機的な一時期があったよ…

Osaka

1週間ぶりに見る日本の桜はちょうど満開であった。昨夜就寝前に飲んだワインのせいか、それとも朝卵ご飯と一緒に食べた佃煮のせいか、通勤途上、激しい腹痛に襲われ、JR尼崎駅のトイレで急遽用を足すことになった。ワインも佃煮も旅行前から家の冷蔵庫にあ…

Malta, Larnaka, Dubai, Osaka

たまたま思い出した9つのことなど。 ペットボトルが機内に持ち込めたり(Dubai→Larnaka)持ち込めなかったり(Malta→Larnaka)したこと。 マルタの治安が風評どおりよかったこと。近年は麻薬に絡む犯罪が、それでも増えているのだそうだが。 ゴゾ島には、海…

Malta, Whitman

親愛なるMKKさん 新しい年度のスタートの時期をどのように過ごしていますか。わたしは久しぶりの一人旅でマルタでのんびりしています。あんまり欲張らずにうまくリラックスして自分のなかの新しくできそうなところをリフレッシュできればいいな、それでまた…

Malta

バスで一日観光。こちらではこの日から学校が始まったとかで、送り迎えの車のせいか朝は交通渋滞。ブルーグロット(青の洞門)は雨で観光船は出ないことになり、崖の上からだけの見物。その後、青銅器時代のものとされるタルシーン神殿跡は傘をさしての見学…