2008-09-08 Moreau, Spinoza memo book man 『スピノザ入門』(ピエール=フランソワ・モロー、松田克進&樋口善郎訳、白水社文庫クセジュ、2008年、ISBN:4560509271)を読む。 原題は「スピノザとスピノザ主義」。スピノザの生涯、著作、著作に示された主題と問題、スピノザ主義の歴史的な受容について、簡潔にまとめてある。「訳者あとがき」によれば、著者は「スピノザについて確実に肯定できることがらが何であるかをストイックに見極め」ながら〈伝説抜きのスピノザ像を描く〉のである。私もNSについて、こんな本を書いてみたい、と思ってしまう。